2013年10月9日水曜日

Transcribe! (楽譜作成・耳コピ支援ソフト)その1

かなり前から採譜のために使っているこのソフトウェア。
Windows Mac Linux のマルチプラットフォームで値段も手頃だし人気があるかと思ったら、ほとんど情報がない。もしかしてもっといいソフトウェアがあったりするんじゃないかとも思うのですが、いまさら乗り換えは面倒だし、機能に不足もありません。

開発元はこちら。(Seventh String Software)
殺風景で詐欺サイトかのようなWebページです。どうにかすりゃいいのに。
パット・メセニーがおすすめしてて、故マイケル・ブレッカーもユーザーだったそうです。
Downloadセクションからダウンロードできます。購入してシリアルナンバーを入力するまでは期限付きのデモモードです。
購入はクレジットカードかPayPalで。決済後メールでシリアルが送られてきます。
1コピー39ドルです。今1ドル=100円弱ですから3800円くらいですね。

普段の私の使い方をざっと紹介します。私のはMac版ですが大きな違いはなさそうです。


まず曲ファイルを読み込ませます。FileメニューからOpenしてもいいですし、曲ファイルを右クリック→このアプリケーションで開く→Transcribe!でもいいです。
ドラッグ&ドロップでもOK。
このときに真ん中の「Navigation Bar」が表示されていない時は、Viewメニュー→Navigation Bar→Show として表示させます。

Spaceバーを叩くと再生されます。(停止するにはもう一度 Spaceバーを叩きます)再生しながらキーボードの「S」キーを叩くとNavigation Bar にマーカーが付いていきますので、音楽を聴きながら波形を見つつ展開の変わりそうな所を予測してリズムにのりながらタイミングよく「S」キーを叩いていきます。
私の場合はミスってずれたり多めにマーカー付けても気にせず最後までノンストップでいきます。
「S」はセクションの頭文字で、これはセクションマーカーといいます。マーカーはこれ以外に、メージャー(小節)マーカー、ビート(拍)マーカーの全部で3種類用意されています。

曲の最後までいったら、マーカーの整理をして名前を付けます。名前を付けておくと、構成がすぐにわかるので反復記号(リピートマークやセーニヨ、コーダ等)をどこに付ければいいかすぐに見つけられます。歌ものだと最初に出てくるAパート、Bパート、サビを採譜したら、それを見ながら続きを聴いてリピートをつけるかどうか確認することが多いですね。

ーーー再生するキーにはいくつか種類があります。
"Space" : 赤い三角ポインタから再生。再生中に叩くと停止。
","(ひらがなの「ね」): 停止した場所から再生。再生中に叩くと停止。
"z" : 押している間だけ再生、赤い三角ポインタから再生。
";"(ひらがなの「れ」)押している間だけ再生、停止した場所から再生。

私は"Space"と「ね」をよく使います。これしか使ってないかも。

もっと細かい使い方は次回!